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    アニメ・ラノベの同人小説倉庫

    □ fate/zero □

    遠坂凛のやさしい蟲姦 中級編 1



    属性:ロリ、虫姦、魔乳化、調教、綺礼との絡み

    (私にしては)ちょっとハードめなのでお好きな方だけどうぞ




    プロローグ・桜


     持ちうる限りの宝石を投擲しつくし、思いつく限りの逃走を試みた。
     それでも遠坂凛は袋小路の隅で、包囲する蟲を蹴散らし切れなかった。

    「こ、来ないでよ!」

     赤く、ぬめるような生地のブラウスが、スカートからだらしなくはみだしているのにも構わずに。

     精一杯の気の強さを、眼力に変えて睨みつける。気持ちだけは、凛は誰にも負けない。幼くとも、凛は、一人前の気概を備えた、誇り高い魔術師だった。

     凛は必死で使えるものはないかと探す。何も見つからない。でも、何か、考えないと。

     怯えながらも果敢に目じりを吊り上げる少女は、美しく、身なりもよく、一見してお嬢様だと知れる。青い果実を髣髴とさせる太もものニーハイソックスは絹だろうし、胸に提げたメダイユはよく磨かれた純銀製で、自身の髪も、目のさめるような黒色をしている。身分を示すティアラのように、つや光る天使の輪を載せていた。

     穢れをしらない白雪。あるいは絶対に手の届かない名画の美少女――麦わら帽子をかぶってほほえむだけで絵になるほどの。あらゆる画家がこぞって筆を執りたがるような、浮き世めいた存在感が、この少女にはあった。

     こどもらしい骨格のまあるいおとがい。つんと上向いた美しい鼻梁。すこしばかり我慢の足りない、勝ち気で愛らしい印象の瞳。

     桜はそんな姉を、息がつまるような、重苦しい気持ちで見た。このごろはずっと頭が重く、いつでも世界が昏いような心地がするが、姉を見ると、その気持ちがずっと強くなる。叫びたくなる、とでも言えばいいのか。

     これは、桜なりの、せいいっぱいの叫びだった。
     姉さん。ああ、姉さん――

     私と姉さんは、どうしてこんなにも、違ってしまったの。

     桜は、色あせた自身の髪に手をやった。くすんだ顔色や、冴えない目の濁りを思った。

     醜悪な蟲の塊を、感情のない瞳で見つめた。なにか、大きなやりきれなさがほとばしりそうだった。でも、それもすぐに消えてしまった。

     始まりの御三家と呼ばれた遠坂の現当主は凛で、彼女さえいなくなれば、それだけ次代の聖杯を掴むチャンスは増す。しかも彼女は、まだ幼い。

     基礎的な魔術の行使すらままならぬ身だ。

     盟約を破棄するだけの利得を見込んで、間桐の翁は桜をけしかけた。

     姉を憎め。あれは、お前を踏みつけにして幸せを甘受しているのだ。

     子ども同士のたわいない諍いと見せかけるための小細工の仕上げに、桜に蟲の秘法のしかじかを惜しみなく与えて、凜を襲うよう仕向けたのだった。



     第一話・蟲との初交合

    「……むだだよ」

     桜は些かの感興も見えぬ瞳で姉を見る。路傍の石か、枯れ草か。その程度のぞんざいさで、凛の足元を狙う。当意即妙に、蟲が凛の足を転ばせた。

    「きゃあああっ!」

     いつも誇りを持ちなさいと教えられたことなど、彼方に消し飛んでいた。目に見える巨大な闇があぎとを開けている、その異形の暗さ・異様さ・恐ろしさに、いっとき凛は自制を忘れてしまった。

     パニックを起こしたからだに、一匹の蟲が食らいつく。頑健なあぎとに咀嚼される痛みが、二の腕にじんわりと広がった。

    「いたっ、いたい、いたたたたいたいたいいたいよぉ!」

    「いいよ。行って」

     桜はいったん雑魚を引かせると、やはりつまらなさそうに最秘奥の蟲を解き放つ。
     おもてに出れば封印指定は必定とも思われるほどの大容量の魔力が、凛という器めがけ、蟲の形で束縛を与えていく。魔術の手ほどきをなんら受けぬ桜には、それはただの『蟲のうちの一匹』だったが、凛には違う。

     多少なりとも心得のある凛だからこそ、その蟲の有り様を一目見て悟った。

     遠坂凛は、このまま、殺されるのだと。

    「ひっ……ここここなっ、来ないで、こないでえぇぇぇぇ!」

     悲鳴がほとばしった。声が、枯れるほど裏返った。

     見たこともないような巨大な虫が蝗のように群れ来て凛の回りを包囲しているだけでも十分恐ろしいのに、今凛の手足を拘束している蟲は、もっと名状しがたいおどろおどろしさを持っていた。

    「せつめいしてあげるね」

     桜は新品の家電の説明書でも紐解くような気軽さで、淡々と告げた。

    「そのムシさんは、あたまの中をちょくせつ食べるよ。しんけいのたばをしげきして、いたいってかんじるときにあたまのなかに出るものを、きもちいいってかんじるものにかきかえちゃうんだって。つまり」

     桜はろれつのあやしい、子どもっぽい声で、残酷な運命をつきつける。

    「姉さんはいたいのがきもちいいっておもえるようになるよ」

     蟲の行進が始まった。無脊椎動物を思わせる脆弱な外皮をしとどに濡らし、原初の本能の命じるままに、桜めがけて進んでいく。

     何十、何百、あるいは千を超えるだろうか。

    「いやぁ……! こないでぇ……!」

     父が存命のころ、凛のためにとあつらえてくれたエナメルのくつに、大量の蟲がたかっていく。蟲が靴下の繊維を食い破り、凛の体を暴露していく。

     踏み潰したり叩き潰したりしようと凛が果敢に奮闘するが、虫の動きは予想に反してかなり素早い。

    「ええい、このぉっ!」

     するりと虫が足の間をすり抜け、ひざの裏に取り付く。その濡れた感触に、凛は全身の毛を逆立てた。

    「ひゃあっ! つめたいじゃないの!」

     もう片方の脚でけり落としている間に、別の蟲が脚を這い上がってくる。うぶ毛もなく、ライチの実のようにつるりとした凛の白い肌。そこに、深海魚のようにのっぺりとした、ぬらぬらの蟲がびっしりとまとわりつく。

    「ちょっとっ! いやっ、やめてよっ!」

     一生懸命にらみつける目にわずかに涙を浮かべつつ、凛の手足がむなしく振り回される。

    「やぁっ、きもちわるい、やだやだやだぁっ!」

     大量の蟲が凛の体を席巻し、服を食い破って、もぐりこんでいく。

    「ひぁっ……!」

     蟲がおなかのうえをすべり、そのもっと上、胸や首のほうまでせりあがる。下から登っていくごとに、服が虫食いの穴でぼろぼろにされていく。お気に入りのシルクシャンタンのブラウスが、消化液で無残に溶かされていくにつれ、凛のわき腹が、肋骨が、胸のあえかなふくらみが、スクラッチでこすりとられたようにちょっとずつあらわになっていく。

     ちぎって捨てても、叩き落としても、あとからあとから蟲は登ってきた。

    「ひいうぅぅぅ!」

     首をせいいっぱいそむけて頭を振っても、蟲から逃れられるわけもない。生理的な嫌悪感に頬を引きつらせる凛の、首筋から耳元に蟲が集う。

    「とって、ねえ、とってよぉ! 桜ぁっ!」
    「だいじょうぶだよ。はじめはかるく、ね。くすぐってあげる」

     蟲が顔のすぐ前、一センチのところまで近寄ってきたのが恐ろしくて、凛は思わず目をつぶった。

     ざわざわと、濡れた柔らかいものが凛の頬を行き来する。つめたくて、それがなめくじなどと同じ種類の生き物だということを、いやがうえにも連想させた。

    「ひゃっ……あん!」

     凛は気まずさにかあっと頬を赤らめた。どうしてかは分からないけれど、素っ頓狂な声をあげてしまった。それはおよそ場にそぐわないような、媚びを含んだ音色をしていた。

     自分がとってもいけないことをしたような気がして、凛はぷるぷると子犬のように頭を振る。

    「やだ、やだよぉ……」

     蟲が、凛のくちびるをかすめた。どんなに顔を背けても、蟲はうぞぞと首の上をすべり、凛の向きをトレースしていく。

    「ひあっ! あ、や、やぁ……」

     蟲が耳朶に這いよった。かわいらしくちょこんとせりだした外耳を、たっぷりの粘液がしとどに濡らす。透明でつめたいしずくが、繊細なレリーフを思わせる耳のでこぼこを流れていく。ささやかな液体のねばりけが、血も凍る魔声に等しい激しさで凛の鼓膜をゆるがしていく。

     ぞくぞくぞく、と、背筋に氷を落とし込まれたような感覚がした。

     蟲が小暗いあぎとをぱくりとひらく。内臓色の暗紅が、凛の耳たぶに食らいつく。痛みはなかった。ただくすぐったさに身をよじった。

    「ひゃあっ! あ、あははっ、やぁっ、きもちわるい! やだぁ!」

     ちゅぷっ……ぞるっ……ぬぷぅっ……

     それは動物の舌にも似ていた。言葉の代わりに愛を伝えようとでもいうのか、心胆を寒からしめるほど偏執狂的に、たてつづけの愛撫が加わっていく。

     同時に、鎖骨のあたりを何者かがくすぐった。

     圧をかけ、吸着する、柔らかな固体。針の先ほど細やかな繊毛が、さわさわと胸を這いずっている。
     ぞわぞわと、正体不明のおぞ気が凛の身体を腐らせていく。

    「やぁぅ……あっ……くぅ……」

     虫が、その茸状の身体の最先端で、つんつん、と、凛の胸に接吻してみせる。布地を食い破られた裸の胸は、幼い娘特有の硬さで、ぷるり、と震えた。乳房とも呼べないような、ただ薄く脂肪と筋肉が乗っているだけの、指先が埋まるほどもない小さな胸だ。それでも多数の虫が群がって、上下左右からつつきまわせば、ふるふると淡いさざなみが立ち、あるかないかの揺れを形作る。

    「ひッ……んんッ……あぁぁっ……!」

     虫が皮膚の上をうねり来て、乳首に触れる。幼子のようなピンク色が、のけぞる身体に合わせて飛び跳ね、ぷるん、と全体を波打たせた。

     ほとんどないようなおっぱいをぷるんぷるんと脈打たせて、凛は体をくねらせる。

    「やっ……はぁんっ……あぁっ……」

     何をかは知らず、もどかしいような心地がする。虫が胸の突起にむしゃぶりつくたび、凛の背筋は焼き鏝でも当てられたようにびくついた。ふるり、と、肋骨の上のあえかな肉付きが揺れ、横隔膜のあたりがぺこんとへこむ。

    「やっ、さわんないでよぉっ、やだやだぁっ、はんン……」

     びくっ! ……ぶるっ……! びくんっ……! ぶるぶるっ……

     虫が胸を縦横に蹂躙していく。そのたびに、凛の体が異様なほど跳ねた。

     性悦の萌芽が、凛の身体にあらわれようとしていた。

     凛の気丈げな瞳が、とろりと隠微な膜をまとう。

    「ん……んン……あぁっ……はぁっ……そっ……そんなに……もッ、しつこいッ……」

     鈍った挙動で虫を退け、別の虫がさらに集ってくるのをかきわける。払っても払っても虫はあとから押し寄せてきて、凛の珊瑚粒のような乳首ばかりを執拗にくすぐった。

    「ぅふぅ……んぁっ……もォっ、やぁだぁって、ばぁっ……! あぁっ、んンンッ、やーめーなーさーい、よーっ……」

     凛がどれだけ虫を追い払っても、大量の虫がすぐに胸の頂に吸い付いてくる。粘液に濡れたその経口部が、ぢゅっ、くぷっ、ぴちゅっ、と、気泡まじりの甘い音をあげ、凛の乳首をいじくりまわす。

     びく……っ、ビク、びくん!

    「ひゃあぁん!」

     胸の先端が、硬くなっていくのが分かった。充血してつやつやの桜色に輝くそれを、虫が間断なくねちねちといたぶっていく。刺激されればされるほど乳首ははっきりとそそり立ち、形がはっきりすればするほど、乳首は敏感になっていく。

    「あァ……ッん……う……くっ、ふぅ……」

     凛は切なげに眉を下げ、ぞくぞくと身体を震わせた。はじめて感じる、正体不明の恍惚感に、唇がだらしなく開かれる。

     思わず唇に当てた指先の感触も、脳がとろけるかと思うほど気持ちいい。

     自分で自分の唇をなぞるようにしながら、凛はいつしか虫が与える快楽に、夢中になっていった。

    「んふぁっ……あっ……ふぅん………んうぅぅっ……」

     凛の舌足らずな声が漏れる。視界に強烈なフィルターを噛ませられでもしたように、一気にぽわーっとなってしまう。

    「きもち、いい? ねえさん」

     氷のような桜の声。
     凛はすこしだけはっとした。

    「そんなっ、わけ、ないでしょっ……!」

    (きもちいい……? これ、きもちいいってこと?)

     未知の感覚にラベルを与えられ、凛ははっきりと自覚する。

    (きもちいい、のかも……これ、もっと、したい……)

     どろどろの甘い蜜が、凛の脳に直接流し込まれたようだった。虫が乳首をピンとはじき、たまらずあげた悲鳴が鼻の奥で甘く鳴る。虫がぴん、ぴん、と乳首を転がしていくたびに、凛の身体は切なく震えた。

     ぴくっ……ぶるっ、びくん……

     悦楽の振動が波紋のように身体を揺るがし、凛は手もなく感じてしまう。

    (だ、ダメよ! 負けちゃダメなんだから……!)

     凛はぶるぶると頭を振った。ツインテールがさらさらとなびき、凛の頭をすこしだけ冷静にする。

    (敵の策に落ちてどうするの? ちゃんとがんばって、戦わないと!)

    「間桐は裏切る気なの? 盟約を思い出しなさい! 今すぐ虫をひいて、私を解放するのよ!」

    「……ふぅん。まだげんきなのね。ねえさん」

     桜は腕をまっすぐに上げる。呼応するように、虫がいっせいに頭を上げる。

    「ひっ……!」
    「もう少しだけあそんであげるね」




    追記 今回から記事を少しずつ分割します

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    Date:2013/09/27
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    Thema:二次創作:小説
    Janre:小説・文学

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